<導入事例:飲料メーカー>
正確さとスピードが求められる、現場での伝票処理の負担を軽減したいというのが課題でした。
受注時の手書き伝票の発行は、営業担当者にとって大きな負担です。そこでヒスコムは携帯端末「セキュア・モバイルハンディ(ハンディターミナル)」を利用した商品管理システムをご提案しました。データの取得や送信を即座に行える利便性により、今では売り上げや在庫の管理において不可欠なツールとなっています。
達成項目
導入後 瞬時
在庫引当
導入後 翌日
受注から配送まで
導入後 翌朝
売り上げ実績の把握
導入の背景
導入前の問題点
- 商品の増加により、手書きによる伝票処理が負担になっていました
- 受注から納品までの期日短縮が課題でした
- 事務処理業務が増加したため、手入力では手間と時間がかかりミスが増えていました
導入システム
- セキュア・モバイルハンディ
効果
- 端末操作により、伝票処理の精度とスピードの向上を実現しました
- 本社サーバとのリアルタイム同期による、瞬時の在庫引当が可能になりました
- リアルタイムな受注処理と在庫処理により、納品までの時間が大幅に削減されました
導入のポイント~営業の第一線を強力にサポートするセキュア・モバイルハンディ
受注から発注、そして商品の発送と、すべての過程が迅速に、ミスなく行われることが大前提でした。ここで効果を発揮したのが、データを高い精度で迅速に処理できるツール、セキュア・モバイルハンディです。このツールの活用での伝票作成の省力化だけでなく、リアルタイムな在庫引当による営業活動のフォロー、売り上げ実績把握の即時性、発注・配送の高速化を実現。ひとつの営業支援ツールの活用で、営業活動全般を強力に支援できることがポイントです。
営業支援ソリューションの変遷
ヒスコムは常に最先端の情報にアンテナを張り、営業活動を支援するさまざまなツールの採用に取り組んできました。
紙とボールペンからの脱却~手書き伝票から携帯端末への変換
手書きの伝票作成は、労力や時間を費やすだけでなく、金額や発注内容のミスが増える原因となります。ヒスコムは、営業、物流のソリューションご提案のために、いち早く携帯端末を取り入れ、正確で迅速なデータ処理を可能にするツールを活用したシステムの開発に着手してきました。
パーソナルコンピュータへの移行~1台の大型コンピュータへの依存から、パーソナル化へ
コンピュータはパフォーマンスが優れていても、必要なときにすぐ使えないのでは成果に結びつきません。ヒスコムは創成期から、パーソナルレベルでコンピュータが利用できるよう、ひとり1台のコンピュータ導入を行ってきました。
無線によるデータ送信への変革~情報のオンライン化による物流の革命
情報処理がオンライン化されたことで、ITを取り巻く環境に大きな変革が起こりました。ヒスコムは、いち早くオンラインシステムを導入し、自動販売機に関するソリューションをはじめとするさまざまな流通、物流の効率化、最適化に取り組んでいます。
データの抽出・分析によるマーケット情報の提供~収集されたデータの分析による営業支援
ヒスコムでは、収集されたデータをマーケティングツールとして活用するシステムの開発にも注力しています。データの可視化による地域ごとの販売状況の把握、データ分析による売り上げ予測など、営業戦略をサポートできるシステムの設計、開発を行い、ご提案しています。
ハンディターミナル導入による伝票処理から配送手配スピードの違い
ハンディターミナルは、いまや営業の第一線をサポートするツールとして、欠かせない存在となりました。現在では、オンライン化によるスピーディなデータ読込により、受注翌日の配送を可能にしています。
導入前 | 導入後 | |
---|---|---|
受注 当日 |
|
|
翌日 |
|
|
2日 後 |
|
|
3日 後 |
|
ハンディターミナルは、営業活動をサポートする強力なツールです
モバイル通信システムが持つ、データの読み取り・送信を高速で行える機能に、ヒスコムは早くから着目していました。この機能を用いて、商談直後に本社サーバにデータを送信し、早期の商品配送を可能にする営業支援システムをご提供しています。創業時から蓄積されたノウハウをもとに、さらに営業力の強化を推進できるシステムの開発を随時行っています。
課題と効果
ハンディターミナルの導入で、現場での伝票作成から解放され、現場での営業活動が効率化。さらに伝票入力作業のシステム化により、ミスも激減しました。
売り上げテータの入力が業務終了後のため、在庫データにタイムラグがあり、納品日に欠品があることも少なくありませんでした。セキュア・モバイルハンディの導入でリアルタイムで在庫引当が可能になり、納品時の欠品ゼロを実現しました。
セキュア・モバイルハンディのオンライン化により、瞬時の受注管理、発送手配が可能になりました。営業マンの帰社前でも、すべての事務処理が行えるため、受注から配送までのスピードアップを実現します。
携帯端末はハンディターミナルに限らず、さまざまな選択肢から選べる時代に
従来業務用の携帯端末はPCかハンディターミナルくらいしか選べませんでした。今やスマートフォン、タブレットをはじめさまざまなデバイスが出現し、これらを業務に使えば端末のコスト削減だけでもばかになりません。しかし、いざやろうとすると・・・
新たな課題
ハンディターミナルでは効率の悪い出先での情報入力、お客様へのプレゼンテーション機会の増加など外勤での業務要件は多様化しています。一方で携帯性は無視できないといった事情もあります。それぞれの業務要件ごとに複数のデバイスを持ち歩くのは、使用感の煩わしさにもつながり、管理面の負担を無視できません。
これらの悩みを解決しました。
- 従来ハンディターミナルで行っていた定型的な受注行為にも対応しています。
- 従来ハンディターミナルでは効率の悪かった業務は帰社後に行っていましたが、出先でも処理できるようになりました。
- 業務とデバイスとが固定されていないため、既存デバイスの柔軟な運用も行えるようになりました。
多種多様な携帯端末にはそれぞれに特徴があります。対応通信キャリア、OS、画面が多様なので、複数デバイスへの最適化を図るとかえって開発コスト増であり将来のアップデートも気懸りです。
上記開発ツールを使うことにより以下の成果を得ています。
- マルチデバイスに対して、開発ソース(ビジネスロジック)が一つであるため、開発効率が向上しました。
- RIA(Rich Internet Application)思想のツールであるため、Webシステムとは比較出来ない視覚・操作性の向上が実現できました。
- デバイス特有サイズ(機能)に合わせたデザインでの提供により、視覚・操作性が向上しました。
- 統一でデザインにより、デバイスの違いを気にせず利用可能になり、教育の手間を削減しました。